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三代 康彦; 仲野 友英; 櫻井 真治; 逆井 章
第18回分子科学研究所技術研究会報告集(CD-ROM), 5 Pages, 2012/00
那珂核融合研究所において、超伝導コイルを用いたトカマク装置(JT-60SA)への改修を進めている。ガス注入装置(燃料供給装置)もJT-60SAの仕様に合わせた改修を行う。ガス注入装置の課題は、長時間にわたる安定したガスの供給と真空容器内の複雑な構造物を避け、供給点まで確実にガスを到達させることである。安定したガスの供給については、ガス注入弁までの供給配管内径を、供給性,施工性,汎用性を併せ持つことを条件に10mmと決定した。供給点までのガス到達については、導入管を採用する。導入管の採用による応答速度低下のデメリットは、実験目的により異なることを明らかにし、基礎データを得ることができた。本研究会では、モックアップを用いたガス注入試験及び結果、JT-60SA用ガス注入装置の設計について報告する。
大森 栄和; 栗原 研一; 松川 誠; 寺門 恒久; 古川 弘
第17回分子科学研究所技術研究会報告集(CD-ROM), 4 Pages, 2006/03
大型核融合実験装置JT-60用電源設備の油入変圧器の油中ガス分析にて、1台の変圧器に管理値を超える可燃性ガスの発生が認められた。この変圧器(28MVA, 11kV/17kV)は電圧調整用の無電圧タップ切換器を備えており、タップ切換器接触部分の局所的な過熱によって可燃性ガスが発生した。このタップ切換器は20年以上切換えることなく運転され、そのことが不具合につながった一つの要因と考えられる。この不具合の現象,推定原因,対策について報告する。
八木澤 博; 宮 直之; 新井 貴
第17回分子科学研究所技術研究会報告集(CD-ROM), 4 Pages, 2006/03
臨界プラズマ試験装置(JT-60)の真空容器内に設置されている多数のプラズマ対向壁(黒鉛タイル)は、プラズマによる真空容器壁面の損傷を防ぐ目的から設置されている。ダイヤルゲージ等を用いたプラズマ照射後の黒鉛タイルの測定では真空容器部位により損耗・堆積が確認されている。しかし、ダイヤルゲージ等を用いた損耗・堆積の測定は非常に手間・時間のかかる作業であり、広範囲な測定には人力的に無理がある。そこでより容易でかつ高精度に測定することを目的に粗さ計による新たな測定手法の開発を行うことになった。前回までに、この損耗・堆積の測定を行うために、測定用の基準面(溝)を表面に持つ黒鉛タイルを製作し、フライス盤のヘッド部にあるスピンドルの先端に溝の深さ方向分だけオフセットした2台の粗さ計を取付け簡易三次元測定器として新品タイルの初期状態の表面形状を確認した。また、実験運転後のトリチウムの付着した黒鉛タイルはRI取扱いを考慮した専用の三次元測定器を開発した。今回は実験運転後の黒鉛タイルを対象に新品タイルとの変位量を比較し、真空容器内の損耗・堆積分布を確認した。また、前回製作した三次元測定器の精度検証を行い、この一連の測定手法について行った評価をまとめて報告する。
赤坂 博美; 高野 正二; 川俣 陽一
第17回分子科学研究所技術研究会報告集(CD-ROM), 4 Pages, 2006/03
トカマク型核融合試験装置JT-60のタイミングシステム(以下「TS」と称す。)は、JT-60の実験運転において各種計測・制御機器の動作に必要なトリガー信号やクロック信号の送信,放電シーケンス制御における時間基準を発信するシステムとして重要な役割を果たしている。このTSは、構成するCAMAC機器の高経年化による故障が増加し、また機能面では実時間フィードバック制御の高速化に伴い、基本クロック周期1msが既に最小周期250sとの誤差が長パルス放電時に顕在化するなど課題を抱えた状況である。そこで更新を兼ねて、機能面を向上させながら一方で価格を抑えたシステムの構築を目指して、TSの更新構想検討を行った。2002-2004年に制御ロジックの実行にDSP(Digital Signal Processor)を使用したVMEバスシステムによるプロトタイプを製作し機能検証を行ったが、タイミング遅れ時間を短縮させるには至らなかった。さらなる高速化を目指して制御ロジックの実行にFPGA(Field Programmable Gate Array)を用いた新システムの検討を開始するとともにFPGAについての調査を行った。本研究会では、これまでの検討結果の総括とプロトタイプ改良後の試験結果及びFPGAを用いた新システムの設計構想について報告する。
平塚 一; 新井 貴; 長谷川 浩一; 根本 正博; 阿部 哲也
第17回分子科学研究所技術研究会報告集(CD-ROM), 4 Pages, 2006/03
国際熱核融合炉における炉内ガス成分分析のために開発した質量分析計(QMS)をヒトの健康状態管理に利活用するために、ごく少量の呼気試料ガスを用いてその場計測が可能なガス成分の分析技術及び装置を開発をした。分析方法は、ヒトの気道である気管部分に残存する呼気と肺で代謝された呼気を区分できるように新たに開発した特殊サンプルバック中へ呼気試料ガスを収集する。その収集した試料ガスの一部をシリンジ(注射器)で取り出してQMSを組み込んだ超高真空容器に注入し、QMSにより質量数ごとのガス成分量を計測する。初期実験の結果、アルコール成分を高精度で検出できること,若年齢や運動量が多い人ほど体外への排出酸素量が少なく排出二酸化炭素量が多いことを定量的に評価できること等が確認できた。
市毛 尚志; 平塚 一; 竹永 秀信; 松沢 行洋; 芳賀 三郎; 宮 直之
第17回分子科学研究所技術研究会報告集(CD-ROM), 4 Pages, 2006/03
現在のJT-60プラズマ放電時間は最大65秒まで可能だが、ペレットの連続入射時間は最大5秒間に制限されている。そこで、プラズマ放電時間に対応するために連続ペレット生成が可能なスクリュー式生成方式を採用することにした。現在は、既設ペレット入射装置にスクリュー式ペレット生成器を組み込むため、スクリュー式ペレット生成器及び既設ペレット入射装置の性能等の整合性,互換性を図る改造を行っているところである。本研究会では、既設ペレットの改造の概要とスクリュー式ペレット生成器の構造及びその生成試験結果について報告する。
堀 利彦; 千代 悦司; 山崎 正義; 長谷川 和男
第17回分子科学研究所技術研究会報告集(CD-ROM), 4 Pages, 2006/03
J-PARCリニアックの大電力高周波源の基盤施設である高周波系冷却水システムの設計が2002年度から開始された。われわれはこのシステムの中心である冷却水分配用の冷却水ヘッダの評価を2003年の春から開始し、実機で使用する合計22台の製作を2003年秋までに完了した。約1年半の原子力機構内での保管期間を経て、2005年春からは新築リニアック棟への据付け,配管,調整作業などを実施し、秋にはシステムの一部運用を開始した。本論文では、このシステムの設計・評価・実機での運用などについて報告する。
猪俣 新次; 鈴木 勝男
分子科学研究所技術研究会報告集, 0(15), p.120 - 123, 1996/07
自動制御研究におけるシステム同定実験への使用を目的とした広帯域M系列信号発生器を製作した。この信号発生器の特徴は、(1)トランスピュータのハードウェア・タイマ機能を利用することにより10sec単位で10secから10secまでの8桁にわたってM系列信号の基本時間間隔の設定を可能とした、(2)トランスピュータのハードウェア・タスク・スケジューラ機能を利用して信号発生と被同定システムの入出力データの同時取得を可能にした、(3)パーソナル・コンピュータPC9801をホスト・マシンとし、PC9801バス・インターフェースを有するトランスピュータ搭載ボード、ディジタル・アナログ変換ボードおよびアナログ・ディジタル変換ボードを用いて安価な構成とした、などである。
金子 記一; 正木 圭; 児玉 幸三
分子科学研究所技術研究会報告集, 0(15), p.108 - 111, 1996/07
トリチウムを測定する方法として、液体シンチレーション計数法、気体計数法等がある。しかし、これらの方法では、JT-60の真空容器内タイルに分布しているトリチウムを、直接測定することは困難である。このため、測定対象物を破壊することなく、トリチウムの分布を、比較的短時間に測定することを目的に、市販のPINホトダイオードを使用して、トリチウム・モニタ用プローブを試作したので、その結果と改善点について報告する。
宮地 謙吾
分子科学研究所技術研究会報告集, 0(14), 3 Pages, 1993/08
JT-60電源設備の内のトロイダル磁場コイル電源設備にはフライホイール付電動発電機「T-MG」が設置されている。容量215KVA、回転数600~420rpm、慣性エネルギー4GJ、はずみ車効果(DG)16000ton-m、フライホイール重量650tonであり、極めて特殊な仕様となっている。1990年以前の軸振動は180m程度と良好な状態であったが、1990年のオーバーホール後は軸振動が増大し、振動調整を行ってもなかなか良い状態が継続しない。今回の発表は、T-MGの軸振動発生のメカニズム、振動調整法、今後の対策等について報告する。